2026年のGWにアムトラックの長距離列車(カリフォルニア・ゼファー号)に乗り、アメリカ大陸を(おおむね)横断してきたので、その経験をまとめておきます。
この旅行記は三部作で、この記事はその1:概要編です。以下に各記事へのリンクをまとめます。好きなところから読んでください。書き終わった記事からリンクを貼っていきます。
- その1 : 概要編
- その2 : 乗車記編
- その3 : 乗ってみたくなった人へ編
結論
最高!おすすめです。記事の途中でアムトラックの悪口に聞こえる部分もあるかもしれませんが、総合的にはとても良い旅でした。

カリフォルニア・ゼファー号とは?
今回は、アメリカのアムトラック(Amtrak : National Railroad Passenger Corporation, 全米旅客鉄道公社)が営業する、カリフォルニア・ゼファー号に始発から終点まで乗りました。カリフォルニア・ゼファー号は、サンフランシスコ近郊のエミリービル駅からシカゴのユニオン駅までの3,924 kmを50数時間かけて走破する列車で、景色が良いことで有名とのことです(Wiki調べ)。日本で一番長い列車が東京〜出雲の953 km、北海道の先端・稚内から鹿児島の先端・佐多岬まで道路でつないで2,700 kmくらい、ということを思うとアメリカのデカさを実感します。
旅の概要
大学のクラスメート5人(ジャンルは違えど、もれなくオタク)でどこか海外旅行しよう、ということで、気づいたら大陸横断が選択肢に上がり、コスト面からアメリカが選ばれました。大陸横断する手段としては、オーストラリアをレンタカーで横断するのがとりあえず思い浮かびますが、ずっと運転するのはちょっとしんどい。そうなると鉄道での横断が有力になってきます。鉄道で大陸横断といえばシベリア鉄道ですが、このご時世なので乗れず、他の大陸横断鉄道を調べると、オーストラリア横断か、カナダ横断、そしてアメリカ横断。最終的にはアメリカ横断になりました。めでたしめでたし。決め手は値段です。オーストラリアもカナダも高級鉄道旅的なポジションなので、ちょっと高かったです。アメリカは採算度外視万年赤字国営企業のアムトラックが運営しているだけあって、アメリカの物価を思えばリーズナブルでした。
今回は、基本的には現地解散・現地集合で、サンフランシスコでの前泊(2泊)とカリフォルニア・ゼファー号(2泊)の計4泊は5人で行動しました。私はサンフランシスコでもう1泊前泊し、帰りにシカゴで1泊、シアトルで1泊しています。そちらも気が向いたらブログにまとめます。
かかった費用
Amtrak旅の費用は、10万円くらいでした。サンフランシスコからシカゴまでの移動費と2泊分の宿泊費、朝晩2食ずつ昼3食込みと考えると安いと思います。以下に表形式でまとめておきます。あくまでアムトラックでかかった費用で、アメリカへの往復運賃は含みません。アメリカ旅行全体では30万強くらいかかったと思います。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| Amtrak運賃 | 91,126円 | 食堂車利用料は運賃に含まれる |
| 食堂車チップ | 3,000円 | 渡す必要はないのかもしれない |
| 客室係へのチップ | 3,500円 | 結構みんな渡していた |
| 総計 | 97,626円 |
今回の旅のルート
我々が乗ったカリフォルニア・ゼファー号のルートをざっくりと紹介します。詳細は乗車記編へ!
- 1日目 : サンフランシスコのまちなかにある、アムトラックのピックアップポイントからバスに乗り、エミリービル駅へ。エミリービル駅から列車に揺られ、シエラネバダ山脈を越えてネバダ州へ。
- 2日目:目が覚めるとユタ州の砂漠地帯。その後、コロラド川沿いの渓谷や最大の見どころであるロッキー山脈を抜け、デンバーへ。
- 3日目:ネブラスカ州、アイオワ州の地平線まで広がる草原を爆走し、シカゴに到着。
西から東に向かうEastboundルートで、日中にロッキー山脈を拝めるスケジュールでした。ただし、ソルトレイクシティの砂漠は真夜中だったので何も見えず。
50時間以上の列車旅って実際ひましないのか?
乗車記編を読んでいただければわかると思いますが、景色がコロコロ変わするので、車窓観察が好きな人は全く退屈しないです。サンフランシスコで小説を買っておいたり、Netflixに色々ダウンロードしておいたりしましたが、どちらも一度も開かずに終わってしまいました。
また、食堂車でご飯を食べるイベントが定期的にあるのが良いです。メニューが3日間固定の選択肢から選ぶ方式なのも、「次のご飯は何を食べるか」の作戦を考えるだけで楽しく、味もちゃんと美味しいので、ご飯の時間が楽しみになっていました。
もちろん、ずっと草原を走っている区間は暇になりがちですが、ラウンジカーでトランプをしたり、Google マップで現在地を見てアメリカの田舎町に思いを馳せたりしていると、意外とあっという間でした。
次回記事予告
概要編はこんなところにしておきます。
10万円で2泊3日分の宿代がついて食事もついて、普段の旅行では絶対に行かない田舎の景色を見られるアムトラック旅について、次回はほぼ写真で紹介します!