アムトラックでアメリカ横断旅行2026 (その2 : 乗車記編)

2026年のGWにアムトラックの長距離列車(カリフォルニア・ゼファー号)に乗り、アメリカ大陸を(おおむね)横断してきたので、その経験をまとめておきます。 この旅行記は三部作で、この記事はその2 : 乗車記編です。以下に各記事へのリンクをまとめます。好きなところから読んでください。書き終わった記事からリンクを貼っていきます。 その1 : 概要編 その2 : 乗車記編 その3 : 乗ってみたくなった人へ編 乗車 今回は、サンフランシスコからシカゴまででチケットを購入しています。意外とサンフランシスコにアムトラックの鉄道駅はないので、近くのエミリービル駅まではアムトラックが運営している連絡バスで移動します。 航空券とは違い、五人で一枚のeTicketでした(↑の下に五人の名前が並ぶ) アムトラックのサンフランシスコバス停は、Salesforceプラザにあります。グーグルマップに正しい位置で登録されていましたし、ほかに目立つものはないのですぐにわかると思います。 朝早いし荷物が多いのでWaymoで。安い&快適!早く日本に来てくれ! 控えめなBUS STOPの看板 ドでかいバス バスにはeTicketをスキャンしてもらって乗り、適当なシートに座ります。自由席でした。荷物は日本の高速バスと同様に、下のトランクに乗務員に入れてもらいます。この日は5割も乗ってなかった気がします。ガラ空きです。 30分くらい揺られるとエミリービル駅に到着です。3000km, 50時間以上の出発点になっている駅にしてはあまりにもしょぼく、トイレとCash Onlyなカフェ、ATMしかない駅です。ネット上には、アムトラックの駅にはラウンジがあって、長距離列車の乗客は使用できるとありますが、エミリービル駅にはそもそもラウンジがないので関係ない話でした。始発駅なんだから作ってくれよ~~ とはいえ一日何本も本数があるわけじゃないので、カフェがあるだけで感謝なのかな。。 あまりにしょぼすぎる駅なので写真を撮り忘れましたが、この駅で預入荷物のチェックインがあります。小さい空港(調布空港が似てます(伝わる人が少ないけど))みたいにちょっとしたチェックインカウンターがあるので、そこで渡していくイメージです。ここで預けた荷物は降りる時まで渡されないので気を付けてください。飛行機と同様、eTicketからちゃんとした券を発行してくれるのですが、五人分まとめてホチキス止めで渡されました。 総二階建て。デカい! お世話になった台車 乗車時間になると放送で呼ばれるので、ぞろぞろホームに向かい、チケットに客車の番号(今回の上に貼ってあるチケットだと631)が書いてあるので、その客車の入り口に向かいます。客車の番号は入口付近にうっすら書いてあるのでよく見ましょう。写真撮ってたのであんまり覚えてないですが、客室係が自己紹介したりなにやら案内しているので、みんなで聞いたらチケットを見せて乗り込みます。 客室 やっと乗れたので、客車と客室の紹介です。今回は5人で個室を予約したので、二人個室×3が割り当てられてました。まとめて予約したのになぜか並びではなく、一階の進行方向左右に一部屋ずつ、二階に一部屋でした。僕が使った部屋を写真で紹介しますが、ほかの部屋も左右反対とかはあるものの、ふたり部屋は同じです。 いきなり夜の写真ですが、客車の入り口は車体中央にあります 内側から見た入口。ゴツ! 乗り込んで左側を見た。右手前がシャワー室、ほか左右の個室はトイレ。突き当りは広そうな個室 乗り込んで右側。左手前は荷物置き、右中央が上の階に上がる階段。奥のカーペット敷きになっているところが個室で左右に二部屋ずつ計四部屋。突き当りはバリアフリー個室みたいな広い部屋。 こんな感じのレイアウト。二階には同じふたり部屋個室と、広い一等個室が並ぶ。 個室は向かい合わせのソファー席で、夜はマックスまでリクライニングしてベッドに、上に格納されているもう一台を引きおろして二段ベッドになります。 ソファーは下にある棒を引っ張るとリクライニング可能。ギリギリ二人並んで座れそうなくらい幅広いので快適。 著者近影。水はサービスでおいてありました。頭の後ろあたりにコンセントが一つあります。 左の席の通路側に、二段ベッドにした時のステップがあります。右上の斜めになってる汚ねぇ青いやつが上の段のベッド。 ステップの上には鏡がありました。 ステップじゃない側(入って右側)には統一感のないハンガーと、タオル。ベッドを使ってるときにリュックなど荷物を置ける場所はこのハンガーの下あたりしかないです。ほかの大きい荷物は預けるか、デッキの荷物置きに。 写真はないですが、一段目のベッドはリクライニングしてフルフラットになって終わり、ではなく、上の段にしまわれているマットレスを敷いて完成です。化繊の毛布も(一枚は擦り切れてぺらぺら、一枚は新品でふわふわでした)あるので、一人で個室を使うときも忘れずに上の段を見ましょう! 個室は二人で使う分には全然十分な広さで、普通に立てる高さがあるので、中で着替えたりもできます。個室と廊下の間にはがっしりとした(建付けの悪い)ドアがあり、内カギがついているのでプライバシー・セキュリティも万全です。外からかけられるカギはないので、貴重品は持ち歩くようにしましょう。廊下側にも窓があるので、カーテンを開けていればそんなに閉塞感もないです。 座って正面を見るとこんな感じ。ステップは物置にできます(ちょっと汚いけど)。ステップの下にはゴミ箱がありました。 これは二階の一等室。下のベッドはダブルベッドに見えるので、上も併せて三人部屋?右手前にシャワーとトイレがありました。我々のふたり部屋にはシャワーもトイレも洗面台もないです。 いよいよ出発!DAY 1 やっとここからが本題です。エミリービルを出発し、しばらくは町中を走ってました。放送で客室係が自己紹介や、客室係を呼ぶベル(飛行機のCAを呼ぶボタンみたいなやつ)の使い方を教えてくれました。結構放送でご飯の時間や景色がいい場所の案内などがあるので、個室のドアは開けておいたほうがいいかもです。ちょっとガビガビ音質なので、英語リスニング能力上級が必要。 出発したて。客室の窓からでも十分景色は楽しめます。進行方向の片側しか見れないけど。 ...

2026年6月7日 · tetsu26

アムトラックでアメリカ横断旅行2026 (その1:概要編)

2026年のGWにアムトラックの長距離列車(カリフォルニア・ゼファー号)に乗り、アメリカ大陸を(おおむね)横断してきたので、その経験をまとめておきます。 この旅行記は三部作で、この記事はその1:概要編です。以下に各記事へのリンクをまとめます。好きなところから読んでください。書き終わった記事からリンクを貼っていきます。 その1 : 概要編 その2 : 乗車記編 その3 : 乗ってみたくなった人へ編 結論 最高!おすすめです。記事の途中でアムトラックの悪口に聞こえる部分もあるかもしれませんが、総合的にはとても良い旅でした。 カリフォルニア・ゼファー号とは? 今回は、アメリカのアムトラック(Amtrak : National Railroad Passenger Corporation, 全米旅客鉄道公社)が営業する、カリフォルニア・ゼファー号に始発から終点まで乗りました。カリフォルニア・ゼファー号は、サンフランシスコ近郊のエミリービル駅からシカゴのユニオン駅までの3,924 kmを50数時間かけて走破する列車で、景色が良いことで有名とのことです(Wiki調べ)。日本で一番長い列車が東京〜出雲の953 km、北海道の先端・稚内から鹿児島の先端・佐多岬まで道路でつないで2,700 kmくらい、ということを思うとアメリカのデカさを実感します。 旅の概要 大学のクラスメート5人(ジャンルは違えど、もれなくオタク)でどこか海外旅行しよう、ということで、気づいたら大陸横断が選択肢に上がり、コスト面からアメリカが選ばれました。大陸横断する手段としては、オーストラリアをレンタカーで横断するのがとりあえず思い浮かびますが、ずっと運転するのはちょっとしんどい。そうなると鉄道での横断が有力になってきます。鉄道で大陸横断といえばシベリア鉄道ですが、このご時世なので乗れず、他の大陸横断鉄道を調べると、オーストラリア横断か、カナダ横断、そしてアメリカ横断。最終的にはアメリカ横断になりました。めでたしめでたし。決め手は値段です。オーストラリアもカナダも高級鉄道旅的なポジションなので、ちょっと高かったです。アメリカは採算度外視万年赤字国営企業のアムトラックが運営しているだけあって、アメリカの物価を思えばリーズナブルでした。 今回は、基本的には現地解散・現地集合で、サンフランシスコでの前泊(2泊)とカリフォルニア・ゼファー号(2泊)の計4泊は5人で行動しました。私はサンフランシスコでもう1泊前泊し、帰りにシカゴで1泊、シアトルで1泊しています。そちらも気が向いたらブログにまとめます。 かかった費用 Amtrak旅の費用は、10万円くらいでした。サンフランシスコからシカゴまでの移動費と2泊分の宿泊費、朝晩2食ずつ昼3食込みと考えると安いと思います。以下に表形式でまとめておきます。あくまでアムトラックでかかった費用で、アメリカへの往復運賃は含みません。アメリカ旅行全体では30万強くらいかかったと思います。 項目 金額 備考 Amtrak運賃 91,126円 食堂車利用料は運賃に含まれる 食堂車チップ 3,000円 渡す必要はないのかもしれない 客室係へのチップ 3,500円 結構みんな渡していた 総計 97,626円 今回の旅のルート 我々が乗ったカリフォルニア・ゼファー号のルートをざっくりと紹介します。詳細は乗車記編へ! 1日目 : サンフランシスコのまちなかにある、アムトラックのピックアップポイントからバスに乗り、エミリービル駅へ。エミリービル駅から列車に揺られ、シエラネバダ山脈を越えてネバダ州へ。 2日目:目が覚めるとユタ州の砂漠地帯。その後、コロラド川沿いの渓谷や最大の見どころであるロッキー山脈を抜け、デンバーへ。 3日目:ネブラスカ州、アイオワ州の地平線まで広がる草原を爆走し、シカゴに到着。 西から東に向かうEastboundルートで、日中にロッキー山脈を拝めるスケジュールでした。ただし、ソルトレイクシティの砂漠は真夜中だったので何も見えず。 50時間以上の列車旅って実際ひましないのか? 乗車記編を読んでいただければわかると思いますが、景色がコロコロ変わするので、車窓観察が好きな人は全く退屈しないです。サンフランシスコで小説を買っておいたり、Netflixに色々ダウンロードしておいたりしましたが、どちらも一度も開かずに終わってしまいました。 また、食堂車でご飯を食べるイベントが定期的にあるのが良いです。メニューが3日間固定の選択肢から選ぶ方式なのも、「次のご飯は何を食べるか」の作戦を考えるだけで楽しく、味もちゃんと美味しいので、ご飯の時間が楽しみになっていました。 もちろん、ずっと草原を走っている区間は暇になりがちですが、ラウンジカーでトランプをしたり、Google マップで現在地を見てアメリカの田舎町に思いを馳せたりしていると、意外とあっという間でした。 次回記事予告 概要編はこんなところにしておきます。 10万円で2泊3日分の宿代がついて食事もついて、普段の旅行では絶対に行かない田舎の景色を見られるアムトラック旅について、次回はほぼ写真で紹介します!

2026年5月30日 · tetsu26

2025-08-12 ロンドン→成田 (China Airlines CI082, CI192)

ロンドンから台北経由で日本に帰国した際の記録です。往路は名古屋発でしたが、復路は成田着のルートを利用しました。 旅程 ロンドン・ヒースロー(LHR)から台北桃園(TPE)を経由し、成田(NRT)へ向かう行程です。チャイナエアライン(China Airlines)の公式サイトで予約し、往復航空券の価格は約21万円でした。 往路・復路ともに台北で一泊するスケジュールを組んでいました。往路の記事はこちらです。 2025-08-08 名古屋→ロンドン (China Airlines CI155, CI081) 当初のスケジュール 日付 項目 区間・詳細 時間・備考 8月12日(火) China Airlines CI 082 ロンドン (LHR) → 台北 (TPE) 21:10発 - 翌18:10着 宿泊 シティ スイーツ ゲートウェイ 台北(桃園空港至近) 乗り継ぎ待ち(約14時間) 8月14日(木) China Airlines CI 192 台北 (TPE) → 成田 (NRT) 07:00発 - 11:20着 台風によるディレイ 出発当日の19時頃、大英博物館を観光中に欠航・遅延の通知メールが届きました。 [China Airlines] Flight CI082 originally scheduled to depart London at 21:10 on Aug 12 is rescheduled to 07:00 on Aug 13 due to Typhoon Podul. ...

2026年4月18日 · tetsu26

2025-08-08 名古屋→ロンドン (China Airlines CI155, CI081)

名古屋からロンドンまでチャイナエアラインを使用し、台北経由で行ってきました。あまりネット上に情報がなかったので、備忘録がてら残しておきます。 旅程 名古屋セントレアから台北桃園経由、ロンドン・ヒースローです。China Airlinesの公式ホームページで予約し、往復21万円でした。所要時間は往路36時間・復路30時間で、どちらも台北で一泊する想定でした。復路の記事はこちらから(まだ書いていません)。 日付 項目 区間・詳細 時間・備考 8月8日(金) China Airlines CI 155 (3h10m) 名古屋 (NGO) → 台北 (TPE) 12:20発 - 14:30着 宿泊 (18h5m) モーウィング ホテル (清翼居采風館) 台北駅すぐ近く 8月9日(土) China Airlines CI 081 (14h55m) 台北 (TPE) → ロンドン (LHR) 08:35発 - 16:30着 NGO→TPE 12時20分発なので、10時頃セントレア着を目指しました。セントレア国際線は空いているので快適。 機材はB737-8SH (B-18660) です。10年選手で新しい感じはせず、ボロい感じもせず。掃除はちゃんとされてました。国際線とはいえ台北までの近距離なので、エンターテインメント設備はありませんでした。 定刻19分遅れの12:39に離陸。 B737。足が短くてかわいい。 エンタメはないですが、国内線よりはしっかりしたシート。 離陸後1時間ほどで機内食。選択肢があったかどうか忘れてしまいましたが、油淋鶏(ユーリンチー)でした。さすがチャイナエアライン、今まで食べた機内食の中で一番おいしかったです。 おやつはコージーコーナー。 コンビニ弁当よりもおいしい。 19分遅れの出発でしたが、定刻14:30からだいぶ巻いて14:08に着陸。機内食以外の記憶がないので、快適だったんだと思います。 台北で18時間トランジット せっかく18時間もあるので、台北で宿泊することにしました。 ホテル エクスペディアで約1万円だった「モーウィング ホテル - カルチャー ヴォーグ (清翼居采風館)」。台北駅すぐ近くで立地が最高でした。 ただ、場所が雑居ビルの中で分かりにくいので、現地でスマホが使えないと厳しいと思います。すき家とサイゼリヤが目印です(日本?)。フロントは日本語が通じず、英語が通じているような、通じていないような、という感じ。初心者向けではないです。 部屋はこんな感じ。シングルルームで予約しましたが、ダブルベッドで十分きれいな感じ。 ...

2026年4月4日 · tetsu26